9回特攻して9回返ってきた男 不死身の特攻兵 佐々木友次さん

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神風特攻隊 はっふるぱふ寮長の人生
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結論

佐々木友次さんの生きざまから「自分の信念を曲げずに生きる不屈の精神」を学べるのではないかと思いました。

我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。

考えさせられます。

はじめに

こんにちは

はっふるぱふ寮長です。

最近こんな漫画を読みました。


不死身の特攻兵という漫画です。

これは第二次世界大戦で特攻隊として出撃した佐々木友次さんという方をモデルにした実話の漫画となっています。

佐々木友次さんは9回の特攻を行ったにもかかわらず生還したことで「不死身の特攻兵」として広く知られています。

そしてこの漫画にはなぜ9回におよぶ特攻から生還できたのかがわかりやすく表現されています。

9回に及ぶ特攻の経緯です。

1回目:11/12、出撃・攻撃後に帰還。爆弾投下は失敗。
2回目:11/15、別機の墜落事故発生後、空中集合できず、帰還。
3回目:11/25、エンジン起動後、米軍急襲のため脱出して逃走。特攻機焼失。
4回目:11/28、特攻機一機の出撃。直掩隊隊長の同情により、途中で帰還。
5回目:12/04、米軍戦闘機発見のため、離脱して帰還
6回目:12/05、出撃・攻撃後に帰還。大型船を撃沈。
7回目:12/14、整備見落としによる機体故障のため、離陸失敗。
8回目:12/15、直掩機なしの特攻機一機のみで出撃。無意味と考え帰還。
9回目:12/18、出撃後、機体故障のため、途中で帰還。

ドキュメンタリーとして報道されていました

本当は本の内容を詳しく紹介したいのですが、正直ドキュメンタリーで見たほうがザックリと理解できると思うのではずはこちらをご覧ください。

「不死身の特攻兵」 佐々木友次

所感

率直な感想として佐々木友次さんは日本人であれば誰もが知っておくべき人物だなと感じました。

ここからは私の考えも交えて所感を話してきます。

岩本益臣大尉

佐々木友次さんが所属していた万朶隊は陸軍最初の特別攻撃隊です。

岩本益臣大尉はわかっていたのだと思います。

もし初めの特攻で成果を上げた場合、大本営が「特攻は成果がでる」と判断してこの後に何千何万の命が特攻に消えていくということを。

だから命令に無視をして爆弾を投下できるように改造したのだと思います。

そしてこの改造は命がけの覚悟だったはずです。

もし爆弾が投下できるようにしてあることがバレたら軍の命令に無視したとして極刑は免れません。

1ヵ月の内に9回もの特攻命令の背景

佐々木友次さんは1ヵ月の内に9回も特攻命令が出されています。

これには理由があるはずです。

大本営が佐々木友次さんは死んだと日本に報道しました。

佐々木友次さんが死んだと大本営に報告したのは軍の偉い方です。

しかし実際は生きています。

もし大本営が佐々木友次さんが生きているという事実を知ったら、報告した軍の偉い方は虚偽の報告をしたということになります。

つまり報告をした人の経歴に泥が付くのです。

つまりこの9回の特攻には佐々木友次さんが生きているという不都合を消したいという意図が読み取れます。

なんとしても佐々木友次さんを殺そうとする強い力が働いているように感じました。

ほかにも佐々木友次さんが生きていることで不都合が生じます。

軍の「統率の問題」です。

この時代の軍は上官の命令は絶対です。

命令に逆らうことはできません

統率を整えるには全員に規律を守らせなければなりません。

その時に規律を守れない人を軍に入れておくと同じように規律を守らない人が一定数出てくるのです。

軍にとっては佐々木友次さんが生きていることで統率が乱れる可能性を警視していたのだと思います。

例えば特攻に行ったのに何度も生きて返ってきている人がいると兵士が知ったとします。

するとその兵士は死ぬのが怖いから「飛行機の不調」などと言って特攻から生きて返ってくるかもしれません。

つまり「特攻作戦の命令を聞かない人が増える」=「統率が乱れる」と考えたのでしょう。

佐々木友次さんから学べる事

佐々木友次さんには生きたいから生きて返ってきたのではないと考えています。

佐々木友次さんは岩本益臣大尉の命令を忠実に守っていたのだと思います。

 岩本益臣大尉
岩本益臣大尉

要は爆弾を命中させることが目的であって、体当たりで死ぬことが目的ではない

これぞと思う目標をとらえるまでは何度でもやり直しをしてイイ

だから何度も帰ってきては特攻に向かったのだと思います。

それは9回に及ぶ特攻からも読み取れます。

POINT

1回目:11/12、出撃・攻撃後に帰還。爆弾投下は失敗。
2回目:11/15、別機の墜落事故発生後、空中集合できず、帰還。
3回目:11/25、エンジン起動後、米軍急襲のため脱出して逃走。特攻機焼失。
4回目:11/28、特攻機一機の出撃。直掩隊隊長の同情により、途中で帰還。
5回目:12/04、米軍戦闘機発見のため、離脱して帰還
6回目:12/05、出撃・攻撃後に帰還。大型船を撃沈。
7回目:12/14、整備見落としによる機体故障のため、離陸失敗。
8回目:12/15、直掩機なしの特攻機一機のみで出撃。無意味と考え帰還。
9回目:12/18、出撃後、機体故障のため、途中で帰還。

他にも万朶隊全員分の爆弾を落とすまで死ねないという信念もあったようです。

佐々木友次さんから「生」への執着ではなく、自分の考えを曲げない「不屈の精神」を学ぶことが出来ます。

行きたい場所が出来ました

北海道の茂平沢の町営墓地に佐々木友次さんのお墓があるようです。

北海道に行ったときには失礼ながらお墓参りをさせて頂きたいと思います。

まとめ

戦後約75年。

実は本質的には日本社会は変わっていないのではないかと思うことがあります。

データは改ざんされ、発信者の都合がいいように発表される。

 

特攻は外道です。

ゆえに非常に興味がある分野です。

 

「不死身の特攻兵」という書籍は新書版もありますが、漫画の方が読みやすくておススメです。


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今回はここまで!

それではまた次回!

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