資産形成の知識として欠かせないのが簿記の知識です。
しかし、最近簿記の存在を知った方は
「具体的にどんな時に役に立つの?」
「勉強はどのくらすればいいの?」
と疑問を持たれるのではないでしょうか。
この記事では、簿記3級を受けた筆者の経験談と、実際の生活で役に立ったこと。
さらに今後、受験される方への勉強期間と、学習ポイントをお伝えしていきます。
結論
簿記の勉強をしてきて良かったなと思う点は簿記の知識は日常に生かせる点です。
学習をしていく上で気をつけるべきポイントは以下3つです。
- 仕訳を完璧にする
- 過去問を解いて、問題のパターンを覚える
- ネット試験を受ける人は試験時間60分の時間配分も考える
順番に解説していきます。
簿記の知識は日常に生かせる
簿記の知識を生かす場所は日常生活の至る所にあります。
例えば職場。
皆さんの職場には、多くの伝票や、小口現金、領収書などが飛び交っていませんか?
あれは何のために存在しているのか。
皆さんが持っている車。
一体一年間で、どれだけ価値が下がって、手放す頃には一体いくらになっているのか。
このまま使い続けるのか、売却して新しいものを買うのか。
新聞、ニュース、経済に関してたくさん報道していますね。
外国と日本の経済はどのように違うのか、今後経済はどのように動いていくのか。
これらの理解を深めたり、判断の基準になってくれるのが簿記の知識です。
例えるなら、RPGゲームの防御力や、攻撃力を上げる補助魔法のような役割です。
筆者も簿記の勉強をしてから、お金に関するアンテナが高くなったと感じています。
そして、日常生活に簿記はこんなにも密接しているのかと驚きました。
簿記3級の教材と、勉強の流れ
教材はクレアールを中心に、理解が足りないところは簿記系ユーチューバーふくしままさゆきさんの動画で知識を補いました。
勉強期間は約3ヶ月、一日一時間半くらい勉強をしていました。
勉強時間は確保した方が良いと思いますが、期間はもっと短くても良いかと思います。
3ヶ月はモチベーションの維持がとても難しいです。短期集中がおすすめです。
仕訳を完璧にする
簿記は仕訳を完璧にしていくことをおすすめします。
理由は、仕訳がしっかりできないと、何もできないからです。
簿記の試験最初の問題は、仕訳問題が出題されます。
さらに配点も大きく振り分けられているので、ここを落とすともったいないです。
また、学習を進めていくと、精算表、試算表という表が出てきます。
ここでも仕訳をしてから、表に書き込むという作業が発生してくるので、仕訳ができることは絶対条件だと思います。
まずは、ざっと仕訳のやり方を覚えて、そこから自分が苦手な仕訳を発見しましょう。
そして、理解するまで何度でも繰り返し問題を解き、苦手を克服していきましょう。
筆者は減価償却がとても苦手で、何度も問題集を解き直し、何度も動画を見返しました。
ただひたすらに、仕訳の練習がしたいという方は、ふくしままさゆきさんの、総復習問題がおすすめです。
少し意地悪な仕訳もありますが、何度も解けば問題のパターンも見えてきます。
過去の試験問題を解いて、問題のパターンを覚える
クレアールで教材を頼むと、一緒に簿記検定の過去問題集が届きます。
その問題集を解いて、問題の傾向を知りましょう。
何度か解いていると、「あ!ここ前にも出てきた!」と余裕をもちながら問題に向き合うことができるようになります。
また、問題を解いていく中で、自分の苦手なところが浮き彫りになってくるかと思います。
そうしたらまた、テキストブックに戻って、勉強し直し、また過去問を解いていくと知識が身についてきます。
ネット試験を受ける人は試験時間60分の時間配分も考える
さらに、ネット試験で簿記3級を受験される方は時間配分にも気をつけましょう。
ネット試験は60分と短くなっており、問題数は少なくなっていますが、時間配分を間違えると焦る原因になります。
ネット試験は大きく3問に分かれており、中でも1問目と3問目の配点が大きいです。
2問目は内容の割には配点が少ないので、後回しで良いかと思います。
筆者は1問目の仕訳問題は、筆記試験のものよりも簡単だと感じました。
そのため見直しの時間を設けるとなお良いかと思います。
思ってもみないところで間違えていたりするので、見直しは結構重要になると感じました。
3問目の決算整理仕訳は一連の流れなので、潔く一発勝負が良いです。
ネット試験の問題は、「簿記3級 ネット試験 無料」と検索するといくつか出てきます。
筆者のおすすめはStudy proの模擬問題です。
このサイトは、1回分が、過去問3回分に匹敵するボリューム感があり、引っかけ問題があるので、効率よく勉強ができます。
加えて、60分自動でカウントしてくれるので、画面を見るだけで、時間を確認できるのが便利ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
筆者も数字がとても苦手で、簿記の勉強も最初は苦手意識を持ちながらやっていました。
「なぜこんなこと勉強するのか」と自分ではじめたくせに、自分に説いていました。
しかし、学習を進めていく中で、職場においてある伝票や、小口現金の役割を知ったり、
自分の車を資産として考えられたり、経済のニュースに敏感になり、今後経済はどのように動いていくのかと当事者意識をもって考えられたりなど、良いことづくめでした。
簿記の勉強を進めるときは
- 仕訳を完璧にする
- 過去問を解いて、問題のパターンを覚える。
- ネット試験を受ける人は試験時間60分の時間配分を覚える。
この3つを頭に置いて進めていくと効率よく知識が身につくと思います。
簿記を学べば、世界が広くなります!皆さんも是非勉強してみてください!
使った教材
仕訳練習問題
ネット試験練習問題
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