みなさん、こんにちは。
はっふるぱふ寮長です。
今回は、現役銀行員にマイホームローンについて、質問をさせていただきました。
なかにはきわどい質問にもお答えしていただいています。
これからマイホームを購入しようとお考えのかたは、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
ちなみにわたしは、いまはまだマイホームを購入する検討はしておりません。
理由については、さまざまありますが1番の理由は”負債”だからです。
それでは、対話形式でお話しをしたいと思います。
全部で3partになりますので、最後までおつきあいください。
現役銀行員の素性は?
まずは、今回質問させていただく、現役銀行員について簡単に説明いたします。
質問させていただいた方は、
- 融資課に所属
- メインはカードローン
- 住宅ローンも扱うようになった
- 最前線で活躍中
という素性です。
お話しをうかがう限り、とても元気があり活発なイメージを受けました。
また素直さを感じる話し方で、気持ちよく質問できました。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
それでは、本題に移りましょう。
どんなひとが窓口にこられるのか
まずは年齢層を教えてください。
はい。住宅ローンを取り扱うまえのイメージは
お子さまをきっかけに30代の夫婦が購入するイメージでした。
しかし、最近は20代で購入するひとが増えています。
なるほど。
それは若いときから家を購入したいからでしょうか?
接客させていただく限り、家を購入したいからだと思います。
最近では意外にも、20代の若いひとが家を購入するようです。
理由はさまざまだと思います。
たとえば、賃貸だと隣人とのやりとりや、トラブルなども起こります。
厄介事をさけるために家を購入しようとしているのかもしれません。
家賃orマイホーム
では、つぎの質問です。
同じ支払いでも家賃を支払うなら、家を買う
という意見についてどうお考えですか?
そもそも、家賃の支払いと住宅ローンの支払いは
お金の種類が違います。
ん?お金の種類が違うとは一体なんでしょうか?
はい。
家賃の支払いは経費になり、
住宅ローンの支払いは負債になります。
つまり、クレジットカードと同じ借金です。
なるほど、家賃と住宅ローンは、お金の種類が違うとのことです。
補足をすると、経費と負債というのは経理などで使われる用語です。
貸借対照表と呼ばれる書類のなかにでてきます。
参考までにURLを貼っておきます。
支払い能力のなさそうな人が来店したら?
もし、「窓口にこの人に支払い能力あるのかな?」
という人が来店したらどういう対応をしますか?
本当に支払い能力がなければ、住宅ローンは通らないです。
ただ、たまに審査を通る人がいます。
しかし審査が通ったのであれば銀行は話しを進めなければいけません。
というのは建前で、
本当は、”ノルマ”があるのではないですか?
そうですね。
貸せるという承認がおりたのなら
心のなかで心配しつつも、貸します。
なるほど。
では少し厳しい質問をします。
銀行としては、借りる人の人生よりも
貸したお金を返してくれればいいのですか?
正直、一部の例外をのぞけば
手続きさえ終わればお客様のその後の生活に
足を踏み入れることはないです。
とのことです。
銀行はあくまでお金の貸し借りを生業としています。
もちろん、利益をあげなければ生活できません。
住宅ローンに限らず、お金を借りるときは計画的に借りましょう。
夢のマイホームと言われるのはなぜ?
ではつぎの質問です。
住宅ローンは借金なのに、なぜみなさん借りにくるのでしょうか?
それは、わからないです。
たとえば、テレビCMとかの影響は考えられないですか?
たしかに、某国民的アニメでは
一軒家で一家団欒としあわせな家庭のイメージです。
もしかしたら、マイホームをもつことがしあわせの象徴として
知らぬ間にすりこまれてきた可能性もあるのかもしれません。
国民的アニメのCMもよく見ると
マイホームの宣伝が多くないですか?
あっ、たしかにそうかもしれません。
今度テレビを見るとき気にして見てみます。
あなたもマイホームをもつことが、幸せな家庭を築くために必要だと思っていませんか?
じつはずっと小さなころから、すりこまれてきたイメージなのかもしれません。
金利のパワーを侮るな
つぎは具体的なお金の話しについて質問したいと思います。
住宅ローンを組む際、3000万円頭金なしだと金利はどのくらいですか?
おおよその概算なので、正解というわけではないのですが
固定金利で1%
35年ローンだと
金利(利息)だけで”550万円”前後になります。
なので最終的な支払額は3550万円です。
仮に、5000万円だとすると金利も変わり
金利だけで、700~800万円くらいになると思います。
なるほど。
総額をお客様に見せたときの反応はどうでしょうか?
やはり総額をお見せすると、びっくりして青ざめる人もいます。
つまり、金利のパワーを理解していない
お客様が多いということですか?
そうですね。
月々の支払いばかりに目がいきがちで
金利を具体的にお見せすると、わかっていただけます。
住宅ローンを借りる人に全ての数字を見せるのでしょうか?
というのも、借りてもらうにはお客様の見たい数字を
提示するのではないかと思っているからです。
はい、金利の利息額は言われたら提示します。
ただ住宅ローンは金額が大きいので
利息額を見せたからといって
住宅ローンを辞退される人はほぼいないです。
なるほど、感応度逓減性ですね。
あなたも、現役銀行員の言っているように、月々の支払だけを気にしているのではないでしょうか?
住宅ローンに限らず、スマホや家電、自家用車を購入するときにローンを組めば、金利はかかります。
そして、感応度逓減性にも気をつけなればなりません。
感応度逓減性については、以前ブログで紹介しているので参考にしてください。
まとめ
マイホームローンの光と闇part1のまとめとして、
まずはマイホームを購入する世代の変化について触れました。
変化の原因の1つとして
”同じお金ならば、家賃を支払うよりも住宅ローンを支払う”という考えからだと思います。
ただしこれはお金の種類の違いや、金利のパワーをしっかりと理解していない可能性があります。
これから住宅ローンを借りようと考えているひとは、種類の違いや金利のパワーを理解したうえで
計画的にローンを組みましょう。
それではpart1を終了します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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