人は失うことを恐れる生き物。プロスペクト理論とは

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皆さんこんにちは、はっふるぱふ寮長です。

今日は、人は得よりも損を重く感じる話をしていきたいと思います。

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結論

人はお金を得た喜びと、お金を失った悲しみと比べると、

約2倍違います。

プロスペクト理論とは

例えば、あなたが一万円稼いだとします。

この一万円をもらったときの感情を1とするならば、

失ったときの感情はどれくらいになるとおもいますか?

0.5でしょうか1.1でしょうか?

正解は約2倍です。

つまり、人はもらったときのうれしさよりも、悲しみの感情の方が重くなるんですね。

これを「プロスペクト理論」と言います。

この図を見てください。

右側に行くほど利益が大きく、左側に行くほど損失が大きくなります。

そして上に行くほどうれしい感情が大きく、下に行くほど悲しい感情が大きくなります。

プロスペクト理論によると、5万円を受け取った時のうれしさを1とするならば、

失ったときの悲しみは大体2.25倍になると言われています。

だから人間は、手元にあるものがなくなっていく事がすごくストレスに感じる生き物なんです。

これを「損失回避性」といいます。

この心理を利用した代表が「源泉徴収票」です。

社会は痛みを与えないようにできている

先ほど、人は得よりも損の方が重く感じると申し上げましたが、

例えば、会社員が20万円手取りをもらって、

後から、必要な税金を払う体制になっていたとしましょう。

この体制、皆さんどう思いますか?ものすごく損した気持ちになりませんか?

では、今の形態みたいに給料から税金を引いて、残った分が手元に残るのはどうでしょうか。

同じ金額が引かれるのに、順番を変えるだけで、大分痛みが違うと思います。

これを良いと感じるか、悪いと感じるかは自由だと思います。

しかし、この仕組み怖いと思いませんか?

考え方を変えれば、国や会社は、国民に税金をいくら払っているかという事を考えさせない頭を作っている

私は思っていしまいます。

そうすれば、何も疑問を持つことなく、長く働き、税金をしっかりと納めてくれる。

会社員は税金のことについて何も考えなくて良いと。

社会はこういう仕組みで大方成り立っているのです。

まとめ

この仕組みはいろんなところで使われています。

例えば、家電取り付け台が0円になるキャンペーンをやっていても、

実は家電本体にその料金が上乗せされた金額で設定している場合もあります。

こういった心理的な部分を利用した仕組みがあることを

知っておくことが大事です。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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