みなさん、こんにちは。
はっふるぱふ寮長です。
今回は感応度逓減性についてお話しをしたいと思います。
まず、読み方は「かんのうどていげんせい」と読みます。
恐らく、みなさんは聞いたことのない言葉だと思います。
しかし感応度逓減性は身近に潜んでいるので、実はあなたの知らないうちに経験しているのです。
それでは感応度逓減性について解説いたします。
結論
買い物をする時は気を付けろ。
感応度逓減性とは
はじめに、感応度逓減性の定義です。
利益または損失の絶対値が、大きくなるほど変化への感覚がにぶるという心理的特徴のことという定義になっています。
難しい言葉なので例と共に解説いたします。
例えば、みなさんがお買い物で割引セールを見たとします。
- 10万円のバッグが10%割引になっており、9万円になる商品
- 100万円のバッグが10%割引になっており、90万円になる商品
同じ割引率なのですが、どちらの方が得をしていると思いますか?
ほとんどの方は「100万円が90万円になる買い物」であると回答するかなと思います。
では、なぜ「100万円が90万円になる買い物」を選択をするのか解説します。
大きな買い物には特に注意
もしあなたの財布に1億円入っているとすると、1万円の買い物は簡単にできるでしょう。
ですがあなたの財布に10万円入っているとすると、1万円の買い物を躊躇するのではないでしょうか。
すでにお気づきの方もいるかと思いますが、実際には同じ1万円を支払っています。
ですが、人間の心理的に「持っているお金、支払うお金が大きくなるほどお金の価値への考え方」が変わります。
これが、人間の心理的特徴である、感応度逓減性になります。
だからこそ、大きな買い物をする時にはみなさん特に注意をしてください。
例えばマイホーム購入時やマイカー購入時は感応度逓減性が潜んでいます。
特にマイホーム購入時はオプションをつけやすい心理状態になるので、予定よりも結果的に高い買い物になりやすいです。
2000万円でマイホームを購入する際に、営業の方から次のように話されたらどうしますか。
オプションでお風呂の追い炊き機能が50万円で付けられますよ!
いかがでしょうか。
この時50万円の支出をしてお風呂の追い炊き機能を買ってしまう方が多いです。
なぜなら2000万円という大きな金額を見ているために、50万円の価値が薄く見えてしまうのです。
しかしあくまでも50万円は50万円です。
そして、普通の人にとって50万円は大金だと思います。
もしあなたが50万円のバッグを買おうとした時、躊躇しませんか。
ではなぜマイホームになると50万円は実際の価値よりも小さな数字に見えてしまうのでしょうか。
これこそ、感応度逓減性であります。
最後にもう一度言います。
あなたの手元にあるお金が10万円であっても1億円であっても「1万円」の価値は変わりません。
まとめ
今回は感応度逓減性についてお話しをしました。
みなさん言葉は聞いたことないと思いますが、知らないうちに経験しているのです。
もし経験のない方はこれから経験すると思いますので、感応度逓減性という心理的特徴があることを思い出して欲しいです。
感応度逓減性という言葉は覚えなくてもいいですが、金額が大きくなるほどお金の価値への感覚がにぶるということは覚えておいてください。
対処法としては、お金の価値は変わらないです。
1万円は1万円としてしか使えません。
1億円持っていても、10万円持っていたとしても、お金の価値は変化しません。
常日頃からお金の価値を意識することが大切です。
そして、特に大きな買い物をする時は感応度逓減性が出やすくなるので、みなさん気を付けましょう。
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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